イキウメ2010年春公演『プランクトンの踊り場』(5月29日【土】19:00~、30日【日】14:00~/HEP HALL)

2010年06月04日 01:37

去年12月の『見えざるモノの生き残り』をナマで観て以来、どっぷりとハマってしまった劇団イキウメ
今回の春公演もワクワクして観に行って参りました。今回は大阪前楽&千秋楽と2回分のチケットを取っちゃいましたよ。それでも7600円で、メジャーな商業演劇1回分弱のチケット代です。おトク~♪(笑)
そのチケットもオフィシャルで取ったおかげで、なんと2回とも最前列センターブロックでの観劇となりました。特に前楽はど真ん中だったのさ。最前列で舞台を観たことは今までにも何回かあるけど、ど真ん中ってーのは実は初めてでした。イキウメwebさま、有難う。

さて、前回もイキウメ主宰の前川知大さんから『関数ドミノ』のDVDにサインを頂きましたが、今回も会場で買った『見えざるモノ~』のDVDにサインをして頂きました。もうこーなったら前川さんのサインコレクターになったろーかい!という勢いです(因みに今回はサインが縦書きでした(笑))。
しかしいつもフツーに物販のところに立ってらっしゃる前川さん。余りにフツーすぎて風景と化していました(笑)。

プランクトンの踊り場

【STORY】
東京から特急で1時間ほどの場所にある金輪町(こんりんちょう)。
東要(あずまかなめ)は夫に嫌気がさして、実家のある金輪町に戻り、一ヶ月が経つ。
離婚しか考えていなかった要だが、夫の滋(しげる)が一向に会いに来ない事には腹を立てていた。
ある日、要は町で滋らしき男の後姿を見つけ、後を追う。
そこで再会したのは荷物も財布も何も持たず、自分の住所すら知らない滋だった…。

【CAST】
東要…伊勢佳世
山田輝夫…安井順平
東滋…浜田信也
星野一恵…岩本幸子
江口塔而…盛隆二
島忠…窪田道聡
藤枝次郎…緒方健児
脇坂三治…森下創
百瀬由香里…加茂杏子
大河原和夫…大窪人衛



短く簡潔に感想をまとめられる人が羨ましい。
そんな私のネタバレ感想は以下(ま、公演終了してるけどさ)。

今回のお題は「ドッペルゲンガー」なのかな? ま、正確にはそれとはちょっと違うんだけどね。
簡単に言うと、‘とある場所’で、人の思い込む力がそこに存在し得ない何かを生み出してしまうというお話です。

ああ、やっぱり私は前川さんの描く‘センス・オブ・ワンダー’の世界が大好きだ。
元々が不思議大好きな性質だからかも知れんが、今までに観た前川さんの作品は全てが好み。
とにかく巧みな伏線の張り方には毎回感心してしまいます。前川さんの頭の中ってほんま、どーなってるんやろか。
でも今までの作品はあんまり声を出して笑うシーンは少なかったのだけど、今回は何回もそんなシチュエーションがあって、新境地開拓?なんて思ってしまいました。

だけど、イキウメの作品は余韻がいつまでも続きます。
『プランクトン~』は2回観たワケだけど、ストーリーを追うのに頭を使った1回目よりも、全てを分かった上で観た2回目の方が心に沁みました。

3人目の滋を作り出すと言うことは、抜け殻の滋が残ってしまうこと。
それは初めから要にも分かっていて、分かっていたけど、人間の形をしているから‘データ’なんて思えなくて。
記憶は消せるもの。消せるから3人目の滋もちゃんと消せる。
口ではそう言った要だけど、滋との記憶は消せはしない。
だからオリジナルの滋の知らないところで‘データ’も更新されていく。
それと共に滋は要のことを何も思い出せなくなっていくのだろう。
──と言うのはあくまでも私の解釈です──

このラストに2回目観劇のときは落涙してしまいました。
前回の『見えざるモノ』の七節の余りにも短くどうしようもない人生にも涙してしまったけど、前川さんの描く世界のラストって切ないんですよね。


で、役者さん。
やっぱり上手いなぁ。イキウメ俳優部の皆さんは勿論のこと、今回の客演役者さんたちも本当に良かったです。
まさしく適材適所。
特に要のにーちゃん@敏夫を演じた安井順平さん。彼の存在感の大きさは凄かったです。
演技は自然だし、笑いもちゃーんとしっかり持ってくんだよねー(さすが芸人さん!)。
由香里ちゃん役の加茂ちゃんも、大河原くん役の大窪くんも出てくるだけで何故か笑いを誘っておりました。

そして、私はイキウメンの浜田信也さん(以下、浜ちゃん)の大ファンです。
劇団に贔屓の俳優さんがいると、その劇団への思い入れも強くなりますね。
浜ちゃんのどこが好きかと言うと、正直我ながらよく分からんのですが(失礼な)、彼の持っている雰囲気にとても惹かれるんです。ちょっとクールなところとかが好きなんかなぁ。それにまぁまぁイケメンだし♪(笑)
今回の滋は言ってみれば2役。仕事一辺倒な(要との記憶が抜けてる)オリジナルの滋と、要とやり直したくて仕方がない(要が作り出した)ドッペル滋()とでは全然イメージが違いました。私はドッペル滋の方が可愛くて熱くてうざくて好きだったけど(笑)。


本当にイキウメの舞台は面白いので、多くの人に観て頂きたいです。
秋公演は11月に『図書館的人生Vol.3』。
東京・大阪の他に広島(!)、福岡公演もあるみたいです。

わー、今度は広島公演に行ってみたーい。
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