スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
      *Blog Ranking参加中です。よろしければ愛のクリック、お願いします。*
        にほんブログ村 演劇ブログへ

彩の国シェイクスピア・シリーズ第20弾『から騒ぎ』(11月17日《月》18:30~/シアター・ドラマシティ)

2008年11月20日 22:06

SSS第20弾『から騒ぎ』はオールメール(キャスト全員が男性)シリーズ第4作目。
制作発表以前に演劇好きの友人と「そろそろ『から騒ぎ』あたり、オールメールであるんじゃない?」なんて言ってたりしたので、予想が当たってちょっと嬉しかったのでした。
私自身は蜷川さんのオールメール・シェイクスピアを観るのは『間違いの喜劇』『恋の骨折り損』『お気に召すまま』再演に続いて4作目になります(『お気に~』再演は正確にはSSSオールメール・シリーズではありませんが)。
いつもならシェイクスピア舞台を観に行く前に原作戯曲を読んで臨むんだけど、今回はそれをしませんでした。と言うのもストーリーはケネス・ブラナーの映画を観てたんでちゃんと分かってたし、原作の先入観にとらわれることなく今回は純粋に楽しもうと思ったから。これは大好きな高橋洋さんが出演されてたら出来なかったかも知れません。

会場では開演前に楽隊の皆さんが音楽を演奏されてて、雰囲気を盛り上げてました。
ところで楽隊が開演前に演奏するようになったのっていつからだったろう? 『恋の骨折り損』くらいからだったっけ?

この日の私の席は6列上手側。1列がなかったので、実質5列目だったようです。
でもって、やっぱりドラマシティはどこの席でも観やすいから好き

【STORY】
パデュアの若き貴族ベネディックとメッシーナ知事レオナートの養女ビアトリスは、会えば口論ばかりしている仲だった。
ある時、ベネディックの主君ドン・ペドロが異母弟ドン・ジョンとの争いに勝利し、凱旋の途中でメッシーナに立ち寄るが、そこでベネディックの親友であるフローレンスの若き貴族クローディオが知事の跡取り娘ヒアローに恋をする。
ベネディックは勇猛果敢なクローディオの変心を理解できないが、ドン・ペドロは朴訥な彼に代わってこの恋をとりまとめ、ついでにベネディックとビアトリスをもくっつけてしまおうと考える。
しかし一行に恨みを持つドン・ジョンがクローディオとヒアローの縁談を壊そうと企んだことから事態は意外な展開をみせ……

【CAST】
ベネディック…小出恵介
ビアトリス…高橋一生
クローディオ…長谷川博己
ヒアロー…月川悠貴
ドン・ペドロ…吉田鋼太郎
レオナート…瑳川哲朗

アントーニオ…手塚秀彰
修道士フランシス…青山達三
ヒュー・オートケーキ…井手らっきょ
ドグベリー…妹尾正文
マーガレット…岡田正
ドン・ジョン…大川浩樹
書記…高瀬哲朗
ボラキオ…鈴木豊
アーシュラ…清家栄一
ジョージ・シーコール…高橋広司
ヴァージス…今村俊一
バルサザー…福田潔



シェイクスピアの喜劇ってなんでこーもドタバタなんだろう…といつも思う 恋愛に関してはいつも大抵が一目惚れだしさぁ…。
で、最初にバックボーンなんか無視で容姿で惚れてるくせに、この『から騒ぎ』のクローディオみたく、あとで不具合が出てきたら女性の方ばかり咎めちゃうのよ。こんなん有り得ないですから! シェイクスピアって女性像を描くのは決して上手くないと思います。
…なんてさっきから大作家に対して暴言ばかりですな(爆)。

かと言って、楽しくなかったかと言えばそーでもなく。
結構楽しめましたよ。確かに面白かったのよ。思わず手を叩いて笑っちゃったシーンもあったし。
大阪は笑いに物凄く敏感。時には敏感すぎて悲劇でも笑いに行っちゃうくらいだけど(これには困ることが多いが)、喜劇の場合は客席だけでなく演じる側にもいい雰囲気を感じさせてくれるようです。
私の左隣はひとりで来てらした男性だったんだけど、めっちゃ受けてましたよ。お隣がこれだけ笑ってくれると、こちらも気兼ねなしに笑えるからいいですね(笑)。

役者さん各自の感想としては、個人的には一生くんのビアトリスが可愛くて仕方ありませんでした。恐ろしく口がたつ女の子なんだけど、それが憎めないんです。実際に身近にいたらめっちゃウザいかもしれんが(笑)。一生くんがあんなに可愛く女の子に化けるとは予想外でした。登場人物中、一番のお気に入りだ~♪

そんなビアトリスと丁々発止でやりあうのが小出くん@ベネディック。初舞台にしてはよくやってたと思うけど、もう少し声を張ってもいいんじゃないかなぁってセリフが何箇所かありました。なんかね、ちょっとメリハリに欠けてたような気がしたんです。セリフも噛んじゃってたし。まぁ小出くん自身、初蜷川の初シェイクスピアだったことだし、これから舞台の経験を重ねていけば、ここんとこはクリアできると思います。なので、これをきっかけに映像だけじゃなく、舞台の方にも機会があれば出て欲しいですね。

クローディオ自身のキャラは有り得ねぇ!と思いつつも、ハセヒロはハマってたし。相変わらず細くて脚が長くてモデル体型やなぁ。つっきーヒアローとのカップルは有り得なさからもお似合いでした(どーゆー褒め方じゃ!)。

つっきーは…ごめん、いつものつっきーだったなーって感想しかないです。綺麗なんだけど、美しいだけじゃそのうち飽きられてしまう気がします。つっきーの女役では『お気に~』再演版のシーリアが一番好き。シーリアは可愛くてお茶目で、とても魅力的でした。あんなつっきーがまた観たいよ。

あと、ヴェテランさんたちの巧みさには感心しました。
こーたろーさんのドン・ペドロ。めっちゃ面白かった♪ 冒頭のクローディオとのキスシーンには「ひょえーーーっっ!」だったんだけど(最近こーたろーさんってば老若男女とキスしすぎよ(笑))、その後の乙女ちっくなジェスチャーとかで「ああ、バイ(orゲイ)設定なのかー」と納得。じゃないとあのお年で伴侶がいないのはどー考えても変だものね。ここんとこシリアス演技のこーたろーさんばかり観てたので、「ああ、やっぱええ役者やなー♪」と改めて感動しちゃいました。

瑳川さんはさすが重鎮。娘思いだし、それにも増して娘だけじゃなくビアトリスの幸せをも願う優しい父親像が説得力あります。
この瑳川さんと、こーたろーさんが若い役者さんたちをしっかり支えてたと思います。

あと、岡田さん演じるマーガレットと清家さん演じるアーシュラが印象に残りました。岡田さんはヴィジュアルが面白かったけど、キャラクター的にはとってもマジメな侍女なのよね。
妹尾さんといい、豊さんといい、蜷川組の役者さんの演技は本当に安心して観ていられます。でも豊さんの使われ方がなんとなく勿体なかった気がしますけどね。しかしワイルド系は本当に似合うわぁ、豊さん♪
らっきょさんは…面白かったけど仕舞いにゃちとウザかったです。ごめんなさーい

大盛り上がりだったカテコ。4回くらいあったのかな? ラスト1回は客電が点き、場内アナウンスが流れても拍手が鳴り止まないものだから、出てきた時にこーたろーさんが「あほか!何回も何回も」と暴言を吐かれました(爆)。でも嬉しそうだったけどね。
この日は小出くんが拍手を止めて「有難うございました。あと3回、頑張ります」とご挨拶して終演。時刻は21時30分を過ぎてました。

こんなカンジで楽しめました。
ただ、心底から楽しめたかと訊かれれば正直なところ「…うーん」だったんですけどね。
お話的には今まで観たオールメール3作よりもとっ散らかり度は控えめだったかも知れません。なのにどこか物足りなさ感があったんです。

もうその理由なんか分かってるわよ。
(いろいろあるだろうから隠します。読みたい人は反転してね。)

私が感じた物足りなさ。それは高橋洋さんの不在に他なりません。
今までSSSオールメール・シリーズには必ず出演していた洋さん。そこにいることが当然に思えてました。
でも『から騒ぎ』のキャストが発表された時には、洋さんの名前がないことには案外ショックでもなかったんです。「ああ、洋さんもオールメールを卒業するんだな。その日が来たんだな」って。

だけど、いざ『から騒ぎ』を観ると、洋さんがいないことの大きさが私の中でとてつもないものになってしまいました。
観ながら「ああ、この役を洋さんが演ってたらどんなふうになってただろう?」とか「この役、洋さんで観たかったな」とか、考えても仕方のないことばかり考えてました。普段はpositive thinkingの私なのに、こんな後ろ向きな観劇しかできなかった自分に驚いています。

同時にそれだけ今の私は舞台上の高橋洋に恋焦がれ、会いたいと切望しているのだと改めて思い知らされました。

来年早々にはTVドラマ、夏には映画に出演することは分かっているけれど、私はやっぱり舞台に立っている洋さんに無性に会いたいです。

関連記事
      *Blog Ranking参加中です。よろしければ愛のクリック、お願いします。*
        にほんブログ村 演劇ブログへ


コメント

  1. 匿名希望 | URL | -

    いやぁ、実は最近、蜷川大先生の演出に少々疑問を感じてまして。さすがにシリーズが長いと衣裳やセットや音楽なども含めて「またか」って感がありますなぁ。常に過去の自分をぶっこわしてきた蜷川さんに魅力があるのですが。残り17作品もこの調子なのかなぁ。新しい蜷川演出のシェイクスピアを観たい私です。

  2. Ray@管理人 | URL | 0/HLcGmk

    > 匿名希望さま

    蜷川さんのバイタリティには尊敬の念を抱く他ないんですが、最近はちょっと手掛ける作品が多すぎるかなぁとも思います。
    SSSに関しては私はそれほど多く作品を観てる訳ではないので、マンネリ感は受けてないんですが、長く見続けている方にとってはどうなのでしょうね。
    でも今までにない新しい蜷川シェイクスピアを観てみたい気はします。


    > Kさま

    コメント、とりあえず非公開にさせて頂きました。よろしかったですか?

    そうなんですよね。
    今までは感じなかったけど、今はちょっととんでもないくらいの渇望症ですv-356
    今までこんなに長く(休業期間を経験してるKさまほどではないですが)会えないことがなかったし、他の俳優さんが活躍されてるのを見るにつけて、寂しい思いでいっぱいになってしまってます。
    映像を観てもこの寂しさはなかなか消えることがないのも厄介ですv-356
    そのせいか、観劇自体にも燃える(萌える?)ものが薄れてきてしまって、来年は当分の間、予定が入ってません。
    『冬物語』もたぶんパスかな。2月は個人的に忙しい時期でもありますし。

    なんだか最近後ろ向きで困ります。

  3. Ray@管理人 | URL | 0/HLcGmk

    > 鍵コメUさま

    Uさまもそう感じられたんですね。
    決して『から騒ぎ』が楽しくなかったわけじゃないんですけどね。
    楽しかったからこそ、そこにいなかった人のことを思ってしまったのかもしれません。

    早くまた舞台の上で会いたいですね。


    > 鍵コメKさま

    私より早く観劇されたKさまの感想を読んで、「…ん?そうなのか?」と思ったんですが、実際に自分で観てみて、Kさまが「物足りない」と感じた理由が分かりました。
    いなくなって初めて分かるオールメール・シリーズでの彼の存在感の大きさですよね。
    確かにオールメール・シリーズは若手俳優たち中心で、ヴェテラン陣が脇を固めるという演目かもしれませんが、その間の兄貴的存在も必要なんじゃないかなぁと感じました。

    ま、早い話が板の上のあの人に会いたいだけなんですけどね。←元も子もない言い方(笑)。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)


*Recent Entries


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。