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『朧の森に棲む鬼(Lord of the Lies)』(2月12日《祝》17:30~/大阪松竹座)

2007年02月20日 01:19

『朧』パンフすっごい観たかったけど諸事情により事前にチケットを取っていなかった『朧の森に棲む鬼』。
でもどーしても観たくてめっちゃ迷ってたら、洋さんファン仲間のこまちさんが「松竹座のチケット1枚ありますよ?」と 悪魔の囁き お声をかけて下さいました。これを断る手があるでしょーか。

…と、いうことで染さまの誘惑に負けて(笑)行って参りました、『朧の森に棲む鬼』大阪公演!
お誘い頂いたこまちさんと開演前に軽く食事をしてから会場入りしました。会場の松竹座には去年10月の『染模様恩愛御書 細川の男敵討』でも行ってるので、これが2度目でございます。果たして3度目があるのかどーかは分からんが でも建物がとてもゴージャスなので、一瞬VIP気分になれる劇場です。
だが、そんな劇場にジーンズで行ってしまう私 いやね、これが歌舞伎ならば私だってちゃんとした服装で行きますよ。だけど新感線よ? Metalよ? ジーンズでOKでしょ?
しかし会場内には着物を着た方や、普段の新感線を観に来る客層じゃない方々もちらほら。やっぱ松竹座という会場と、市川染五郎という役者名だけでチケットを取られた方もいらっしゃるのね。そんな方々をも巻き込んで、『朧の森に棲む鬼』開演でございます。

【STORY】
野良犬のようにギラギラとした目の男が、シャレコウベを踏みつけ歩いていく。
そこは累々たる屍に埋まる深い森。
「王の座を欲しくないか、おまえの命と引き替えに」
突然現われた森の魔物《オボロ》の声が、その男の運命を変えた。
……「おもしれえ」。
男の武器は、魔物にもらった「オボロの剣」。
そしてありとあらゆる嘘を生み出す、赤い舌。
放たれる無限の言葉は果たして正か邪か、善か悪か。
そして告げる想いは、愛か、それとも憎しみか。
嘘で染まった真っ赤な舌が、裏切りと憎悪の無間地獄を作り出し、
そして「オボロの剣」が、緑の森に赤い血を降らしていく──。
『血よ。
オボロの森を真っ赤な嘘に染め上げろ!
それが俺の、生きる証だ──。』
(from 公演チラシ)

【CAST】
ライ……市川染五郎
キンタ……阿部サダヲ
ツナ……秋山菜津子
シュテン……真木よう子
シキブ……高田聖子
ウラベ……粟根まこと
サダミツ……小須田康人
イチノオオキミ……田山涼成
マダレ……古田新太 
他、劇団☆新感線




私にとっては2度目のナマ新感線だったワケですが、初めての『メタル マクベス』もめっちゃ面白かったけど(なんせ私がMetal好きなもんで)、今回の『朧』もそれとはまた違った面白さでした。
席は2階最前列上手側。あいにく花道は見辛かったけど、舞台上はバッチリでした。水飛沫が飛んできそうな前方席もいいけれど、照明やお芝居全体を楽しむなら2階の前方席っていいですなぁ。

で、「舞台上にそんなん作れるの!?」なんて驚くほどの舞台セット。↑でもちらっと触れましたが、水がこれでもか!というぐらいに頻繁に使われてます。雨のシーンでは『オレステス』を思わず思い起こしてしまいましたよ 照明も綺麗だし、これぞEntertainment!でございますわ。
それと、公演パンフレット。3000円と高いけど、印刷が綺麗だわ、紙の質はいいわ、写真はいいわ、ページ数多いわ、しまいにゃおまけで暦までついてくるとなると、「これくらい出してもいいか」と思っちゃいますよ、ええ。演劇ファンのツボついてるなぁ、おい。

今回の舞台はシェイクスピアの『リチャード3世』と日本の昔話『酒呑童子伝説』をモチーフに、中島かずきさんが書いた新作です。最初、3人のオボロが出てきた時は『マクベス』を思い出しちゃった。そのことはパンフで中島さんも仰ってましたね(笑)。
中で出てくるツナのモデル・渡辺綱と言えば、京都魔界好き(& 安倍晴明好き)の私には一条戻橋っつーのも頭に浮かんできます。

さて、お芝居の感想ですが、とにかく楽しい!
新感線だから、ところどころに散りばめられてるギャグも面白いし、殺陣も見事。動きの多い舞台は観ていて飽きません。

今回、染さまは悪役と言われてました。まぁ確かにライはいいヤツなんかじゃない。嘘をつきまくって、トップに上っていくんだけど、これって人間の上昇志向なんじゃないのかなぁ? 人間だれしも多かれ少なかれ持ってるその想いを、ライは素直に行動に移したまでだと私は思いました。だから全然悪役とは思ってません。でも血人形でキンタを裏切ったシーンには「おまえってヤツは~~~~」とさすがに怒ったけどね。染さま、全編に渡ってお見事でございました。ラストの見得もかっこよかった! しかし演じてても楽しい悪役だろうなぁ、ライって。
ところで、英語のタイトルに“Lord of the Lies”とありますが、ライ=嘘=lieなのね。一種の言葉遊びですな。

染さまも古田さんも、言ってみればある程度、想定内のかっこよさだったんですが、私の予想を遥かに超えたのがキンタを演じた阿部サダヲちゃんでした。
私はナマでサダヲちゃんを観るのが今回初めてだったんですが、いやはや彼の動きの機敏さや殺陣のスピード感には驚かされました。キャラクター的にもおばかなんだけど憎めないかわいい男だし、得なんだよね、キンタって。だけど、それはサダヲちゃんが演じるからいいのであって。ほんまにええわ~、サダヲちゃん。

それからツナ役の秋山菜津子さん。めっちゃかっこよかったよ~
立ち姿も凛々しくてステキでしたが、私がゾクッとしたのは最後にライを斬った際にライの血飛沫を浴びた時のツナの表情なんす。もうもうもうあれには惚れた! そのシーンを双眼鏡を覗いててよかった!
菜津子さんは去年秋の『タンゴ・冬の終わりに』との合わせ技で、一気に大好きな女優さんになりました。

聖子さんは今回弾けてましたね~。『メタル マクベス』の時はちょっと物足りなさを感じてしまったので、今回は笑わせてもらいました。でもシキブって同性には好かれないタイプだよね、うん。
田山さんの白塗りには一瞬「…誰?」だったんだけど、シキブに対するオオキミの大きな愛情が感じられた最期のシーンでは思わず「ううっ…
小須田さん、メイクしたら別人ね(爆)。最初観た時、小須田さんだとは分からなかったよ(←開演前にパンフ読んでなかったのだ)。
真木よう子ちゃん。映画『ゆれる』で観た時とは全然印象が違ってた。でも今回の舞台での演技は「もう少し頑張りましょう」ってところかな。まぁ周りが芸達者さんたちばっかりだっただけに、セリフの言い方の拙さが少し目立っちゃった。でもなかなか颯爽としたシュテンでした。

そーして。古田さん。
最初はワルか?と思ってたら、いつの間にか良いもんに(笑)。蛇の刺青のくだりはなんとなく予想できてたんだよね(って、そういう人、多い?)。しかし古田さんは悪役でも良いもんでも絶対にかっこいいんだよな~。映像での古田さんってそうでもないけど、舞台上での古田さんは反則的にかっこいい。ただ、体型は……ですが
しかしやっぱり新感線の看板俳優。見せるところは見せてくれました。

てなカンジで、本当に楽しかったです。これからも新感線の舞台はナマで観られるだけ観ときたいって思います。

但し、チケが取れればのお話ね。

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コメント

  1. こみ | URL | -

    なんだか、もうそのまま引用したいような感想ですわ。

    新感線は楽しいよねー
    「メタル・マクベス」スペシャルのDVDと朧のCD買ったら一気にビンボーになった…

    いいのよー心は豊かになったから…

    サダヲちゃんラブリーだよねー
    舞台栄えしていて大好きだわ。

    秋山さん、聖子さん、カナコさんの同世代の女性の艶やかな姿を観るとがんばんぞーと思いますわ。

  2. Ray | URL | 0/HLcGmk

    こみさん、毎度こんばんは~。

    『朧』も楽しかったねぇ。夏の『犬顔家の一族の陰謀』も観たいけど、『お気に召すまま』が控えてるからなぁ、考えどころですわ。

    しかしサダヲちゃんがあれほどとは…。やっぱりナマモノに勝るものはないわね、うん。

  3. megohime | URL | 6Q0aW8YQ

    Rayさん、こんにちは。
    お体の具合はいかがですか?

    素敵な感想読ませていただきました。
    改めて自分の感想が拙く感じます(^^ゞ

    またまたニアミスですね(笑)
    同じ日に見に行ってますよ。
    今回の「朧」はもともとの「新感線」のカラーのような感じで、やはり昔から見てるとあれだけの大仕掛けは楽しかったです♪

    阿部サダヲさん、本当に演技の幅が広いですね。可愛かったです♪
    新感線のFCに入っていますが、やはりやめれない劇団です(笑)

    ネタモノもなかなかバカバカしくて面白いですよ。

  4. Ray | URL | 0/HLcGmk

    > megohimeさん

    こんばんは~。
    体調は戻りつつあります。ご心配おかけしました。<(_ _)>

    本当に今回の『朧』もmegohimeさんとはニアミスだったんですね~。こうも続くとなんだか妙なご縁を感じてしまいますわ(笑)。
    megohimeさんの感想も読ませて頂きました。同じ日の同じ公演も観た人によって違う感想になる。面白いですね。

    ネタモノ…観たいんですけどねぇ。
    さてどうなりますやら。

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