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『トーチソングトリロジー』(12月10日《日》14:00~/シアター・ドラマシティ)

2006年12月12日 01:13

トーチソングトリロジー私の今年最後の観劇は、十数年以上も前から私の最愛の映画である『トーチソング・トリロジー』の舞台版です。
と言うか、もともと『トーチソング・トリロジー』はオフブロードウェイの舞台なんですけどね。1983年にはトニー賞の最優秀作品賞も受賞してます。
映画版の感想については本家サイト【Crescent Night Dreams】のMovieページで語ってますんで、興味のある方は是非。

以前から舞台も是非観てみたかったんだけど、何故か最近はまったく上演がなく、やっと今年も終わる頃になって8年振りに篠井英介さん主演で再々演となりました。「これは観に行かない手はないよね、うん」っつーことで張り切って梅芸さんの劇場先行でチケットget。9列目のいっちばん左端の席でしたが、大した見切れはありませんでした。でも今まで当たった梅芸さんの劇場先行チケではこれでも最後列だったりするんです。やっぱり私ってチケ運がいいのだろーか。

【STORY】
◎ACT1◎アーノルドとエド
ナイトクラブで働くアーノルドは、ゲイである。自分にその気があることを13歳で両親に告げた。大人になってからの彼は、失恋を何度も経験した。“インターナショナル・スタッド”というバーでエドと知り合い、つきあい始める。しかし、エドは、バイ・セクシャルで彼のことも大事に思っていると言いながら女の恋人を選んでしまう。

◎ACT2◎アーノルドとアラン、エドとローレル
エドは女の恋人ローレルと一緒に暮らしている。既にエドは、自分がアーノルドとつきあっていた事をローレルに告げていた。しかし、アーノルドは若くてハンサムなアランを連れてやってきた。エドは面白くない。それぞれの思惑を持ちながら4人で過ごす週末が始まり、奇妙な4角関係の会話が絡み合っていく。
そんな奇妙な週末の後、アランはアーノルドに結婚しようと告げる。アーノルドは、以前から自分を愛してくれる人を求めていた。その人がやっと現れたのだ。が、しかし…。

◎ACT3◎アーノルドと母とそして、デイビッド、エド
アーノルドはデイビッドという男の子を養子に迎える。しかもエドまでが転がり込んできた。そんな時、アーノルドの母親が現れる。彼女は息子を愛してはいるが、ゲイであることをいまだ認めない。しかも養子を迎えたことにも憎々しいコメントを浴びせる。ののしり合いはどんどんエスカレートする。アーノルドは自分を認めてくれないのならばここにいてもらう理由はないと言ってしまう。愛するがゆえにすれ違う母と息子。一生懸命息子を理解しようと努力する母親。しかし、不器用な二人はなかなか本当のことばが伝えられないまま、母親はアーノルドの元をだまって去ってゆく…。

【Cast】
アーノルド……篠井英介
エド……………橋本さとし
アラン…………長谷川博己
ローレル………奥貫薫
デイビッド……黒田勇樹
ベッコフ夫人…木内みどり

レディ・ブルース…エミ・エレオノーラ


“トーチソング”とは失恋の歌。そして“トリロジー”は3部作という意味。その通り、この舞台はアーノルドを中心に3つの物語から成り立っています。笑いあり、ぐっとくるものあり。いろんなものが満載の欲張りなお話です。心に残るセリフもたくさん。とにかくこの『トーチソング~』は舞台でも映画でもいいから観て欲しい作品です。ゲイが主人公だからと言って敬遠しないで欲しい。このお話の根底に流れる大きなテーマは「愛」なんですから。


篠井英介さんの舞台を観るのは今年の5月、青山円形劇場で観た『Myth』以来、2度目です。その時も「いい声をしてらっしゃるなぁ…」って思ったんだけど、やっぱり魅力的な声です。そこんところはオリジナルのハーヴェイ・ファイアステインのダミ声を知ってるので、篠井さんのステキな声にはちょっと違和感を覚えてしまったのだけれど、それはそれ。女性役をよく演じている篠井さんゆえに女言葉やゲイらしい指先の細やかな仕種などは絶品でした。ハーヴェイにはない篠井さんの繊細な演技、大好きです。もちろんハーヴェイのアーノルドも大好きだけど。

橋本さとしさん。個人的には9月に観に行けなかった『噂の男』のリベンジでした。だからナマさとしさんは初めて。
さとしさんは笑えるシーン担当と申しますか。まぁエドは優柔不断なキャラなんだけども でもタッパがあるさとしさんは立ってると絵になります。面白かったよ。

長谷川博己くん。彼のことを知ったのは蜷川さんの『KITCHEN』を観て。映像で観ても細かったのに、ナマはもっと細かった。でも凄く綺麗な人だな~って思ったの。彼が演じたアランは私にとっても物凄く思い入れのあるキャラ。映画版では一番美しかった頃のマシュー・ブロデリックが演じてますが、マシューくんの場合はモデルというアランの設定に正直「…」だったんだけど(マシューくんってばスタイルは決してよろしくなかったもんで)、長谷川くんならOKです。でもアラン、ローレルとも関係しちゃあかんでしょーがっ エドとだったらいいけど(ヾ(・・;)ォィォィ) タッパがある同士のさとしエドと長谷川アランの絡みは「きゃ~っっ」でしたわよ(←腐女子)。
…つーことでアラン好きな私は彼の出ているACT2が一番好きだったりします。ただ、心にじーんと来るのはACT3なんだけどね。

奥貫薫さん。彼女はTVなんかで時々見てたけど、舞台では初めて。私、ローレルって実は嫌いなキャラではありません。好きな男がバイだと知ったら、やっぱりフクザツだと思うよ。それもまだお互い未練を残してるとなっちゃね。でもローレルって結構根性座ってるところがあって、線の細い奥貫さんじゃどうかなぁって思ってたんだけど、全然大丈夫でしたね。

黒田勇樹くん。子役の頃から見てるから、もうかなり大きくなったと思ってたら、まだ24なのね。たっちゃんと同い年じゃん! でも制服姿が似合うのってどうよ? 24でも高校生役ができるところなんか年齢不詳だなぁ(笑)。

木内みどりさん。はじめ、木内さんがベッコフ夫人を演じると聞いた時には「えっ!?」だったんです。アン・バンクロフトのイメージが先立っちゃって木内さんじゃ若すぎないか?って。でもね、老けメイクがとっても自然だったのさ。バンクロフトのセリフは凄く耳に突き刺さる言い方なんだけど、木内さんのはそれほどじゃない。でもアーノルドに対する愛情と、自分の意に沿わない息子に対するどうしようもなさは伝わってきました。時々感情が先走りすぎたのか、セリフを噛んでらっしゃったけどね それもリアリティありましたが。

何回映画を観ててもラストシーンでのベッコフ夫人が亡くなったアランを恋しがるアーノルドに向かって言う「傷跡は残って指輪のように体の一部になる。でもそのことに慣れてしまっても忘れることはない」というセリフにはほぼ条件反射的に泣いてしまう私。やっぱり舞台版でも落涙です。言い争いをしてもやっぱり親子なんだよね。
しかし私ってほんまによく観劇で泣くわ~(笑)。

この舞台を観て、また映画が観たくなった。
いい題材は何年経っても色あせないし、媒体が何になっても変わりなくいいものであり続けるんだよね。
この舞台がこれからも上演され続けることを私は願ってやみません。
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コメント

  1. ハナムラ | URL | -

    『トーチソングトリロジー』見に行ったのですね~!!
    私は最近多忙で泣く泣く見送ってしまったのですが、Rayさんの感想を見て益々見に行きたくなりました!!e-330
    でも、映画があるのですね!!(不勉強e-263)
    早速見てみまーす!!

  2. こみ | URL | -

    うんうん、と頷きながら読ませてもらいました。あー名古屋も行きたいわー

    木内さん同じ感想でした。
    アン・バンクロフト好きなんですよー若い頃も年取ってからも…
    その辺りはシャーリー・マクレーンと同じくらい。だもんで不安でしたが大丈夫だった。

    あの台詞もいいよねー
    映画のラストと被って号泣もんでした。 あー名古屋~

  3. Ray | URL | 0/HLcGmk

    > ハナムラさん

    こんばんは~。
    はい、今年最後の観劇が『トーチソング~』でした。
    今年〆の舞台が『トーチソング~』で良かったと思いましたよ。
    ハナムラさんはご覧になれなかったのですね。それは残念…。

    映画版も超!オススメですんで、是非是非観てみて下さいね。



    > こみさん

    私はベッコフ夫人のあの言葉が一番印象深いというか、一番好きなのね。
    つーのも私もある程度、トシくっちゃったから大好きな人との永遠の別れを何度か経験してるワケでして。
    で、その人がこの世からいなくなった直後は本当に辛くて悲しくて仕方がないんだけど、時間が経てばそれは薄らいでいくもの。だけど忘れてしまうことはない。それは本当にベッコフ夫人の言う「傷あと」なんだよね。

    うーん、やっぱり『トーチソング~』は深いわ!

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