スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
      *Blog Ranking参加中です。よろしければ愛のクリック、お願いします。*
        にほんブログ村 演劇ブログへ

青山円形劇場プロデュース『MYTH』(5月24日《水》/青山円形劇場)

2006年05月26日 19:22

東京遠征1週間前に急遽決めた『MYTH』観劇。初めてのマチソワです。
実はワタクシ、この舞台がジャニさんの佐藤アツヒロくんが主演の舞台だとはチケットを取るまで知らなかったんです
『白夜の女騎士』のマチネを観た後、帰りの高速バス出発時刻までめっちゃ待ち時間が長かったんで、映画か何か観られるものはないかチェックしてて、たまたま見つけたのがこの『MYTH』。どうせなら映画よりも舞台を観たかったし、以前からナマ演技を観たかった篠井英介さんが出てらっしゃるし、上演時間も1時間半で、帰りのバスに余裕で間に合う! それで即決定です。チケもちゃんと取れたし。
それにしてもフツーにマチソワできる東京ってやっぱ演劇ファンにとってはたまらんところですな。

MYTH『MYTH』は佐藤アツヒロくん、篠井英介さん、陰山泰さん、中山祐一朗さんの男優さん4人だけが出演する舞台です。脚本・演出は共に鈴木勝秀さん。
そう言えば、去年の夏に観た山本耕史くんとnaoちゃんの二人ミュージカル『The Last Five Years』を手掛けたのもスズカツさん。ただ、『L5Y』はミュージカルが今いち合わない私には「…ふ~ん…」って舞台だったんですけどね。やっぱ翻訳モノだったのもあかんかったのかなぁ。で、この『MYTH』はスズカツさん10年振りのオリジナルです。

公演パンフ(1200円)で脚本家Sと演出家S(要するに同一人物だったりするんだが)の対談が載ってるんだけど、これが面白かった。と言うか、パンフ全体がスズカツさんが進行していく感じの作りで、出演者4人とスズカツさんの対談や、スズカツさんから見た今回のスタッフの紹介なんてのが載ってます。こういう作り、結構好きかも。

このパンフもそうですが、青山円形劇場という独特な会場も私にとっては初めてのものでした。なにしろ舞台は360度。その名のとおり円形なんですよね。どこも隠れる場所がないじゃないか!(笑)
客席はA~Hブロックまで1列7席×5列。しかし舞台セットの都合で4列のブロックもあり。私の席はその4列しかないHブロックの最後列だったんだけど、物凄く舞台に近くてビックリ! もうこの劇場で舞台を観られただけでいい土産になったと言うか。だって、こんな作りの劇場なんて地方にゃありませんて!

<<STORY>>
主を失ったアール・デコ様式の屋敷に三人の男が現れる。
一人は屋敷の主に雇われていた弁護士。
あとの二人は幼い頃、父である屋敷の主に"捨てられた"息子とその友人。
父は息子に遺産としてこの屋敷を遺した。
だが息子は、すべてを処分するよう弁護士に依頼する。
自分は物を持てない暮らしをしている。
それに父親に対して愛情はおろか、偲ぶほどの記憶もないから、と。

だが弁護士と友人が場をはずし、息子が一人になると
不意に死んだはずの「父」と名乗る男が現れる……。(公演パンフより)


キャストは息子のタロウにアツヒロくん、父に篠井さん、弁護士に陰山さん、タロウの友人ケンタロウに中山さん。

タイトルの『MYTH』には3つの意味があります。まず「神話、伝説」。そして「作り話」。最後に「架空の人」。舞台『MYTH』はその3つの意味を巧みに織り込んでストーリーは進行します。
最初、誰もいない舞台の上に置かれてあるロッキング・チェアが揺れ始めます。これが妙に怖い。「どーやって揺らしてるんだろう?」って思ったりもしたけど(笑)。
このシーンからもこれからの不思議な展開が予想されるってもんですね。
最初は父親の存在を否定する息子。自分は誰からも愛されなかったと。
それを父親の幽霊にぶつけることで、自分の中に封じ込めていた感情を知り、そしてそれを開放していきます。そのことで彼自身も、父も救済されるのです。

最後の方で、父が息子に向かって「お前の手で私を葬ってくれ」と言ったあと、お互いを抱きしめるでもなく、ただ体を合わせて立っているシーン。これがとても切なくて、思わず涙が出てきてしまったんです。
父と息子ががっしり抱き合うのとはまた違って、そこのところが心に痛かったとでも言うのか。決して父を許したわけじゃない、それでも父を求めてた息子の心がね。
自分の中の父の存在を認め、そして葬ったことで、大きくなれた息子。
最初の暗い表情から、最後は明るい表情に変わっていました。
アツヒロくんはめちゃめちゃ演技が巧いってんじゃないけど、こういうナイーヴな青年役は似合うね。

そして私が観たかった「男役」の篠井さん。
もうね、なんつーか、雰囲気だけでステキなんです~~~
声がとっても良くって、で、時々お茶目で(笑)。スーツもお似合いになってました。

それから何気に名セリフが多いのが弁護士のミヤモト役の陰山さん。
「生きているのはローンを返しているようなものだ。」
「人間は生まれた時に全てを与えられているんだから。」(うろおぼえ)
なんて、普通に生きてても考え付かないよね。

友人役の中山さんはちょっとウザいんだけど、面白かった。
最初に出て来た時に客席の方まで降りてきて、舞台上の進行を見てるんだけど、そんな中山さんを目で追ってて、舞台を見てなかったこともあったりしちゃった~(~_~;)。


円形の舞台と言ってもやっぱり向きはあるもので、私の席があったHブロックは正面側だったみたい。舞台セットは二つしかなくて、そのうちのひとつで大きな鍵になっているロッキング・チェアに座る篠井さんの表情なんかとってもしっかり観られました。最後のカテコの時もこちらを真正面に向いて皆さんご挨拶してくれたんですよ。
後の方に取ったチケだったのに、いいところが回ってきたんですね。なんか嬉しかったわ♪

「人間は、生まれてきたからには、孤独ではない。」
というのはチラシにあった言葉。
確かにそうなんだよね。人間は二人の親がいて、はじめて生まれて来るんだもん。
派手じゃないけどウェルメイドな舞台でした。
あー、本当に観てよかった。
思いの外、レポも長くなっちゃったよ~~、わははは(笑)。


@ぴあの方でレポ上がってます。
舞台のセットetc.もこちらで見られるので、興味のある方は是非。
関連記事
      *Blog Ranking参加中です。よろしければ愛のクリック、お願いします。*
        にほんブログ村 演劇ブログへ


コメント

  1. 智美 | URL | EWVx.VaU

    Rayさんのコメントを読み観てみたくなって、ぴあにとんでみました。
    明日までなんですね。完売でした。
    パンプレットも面白そうですね。
    TVでやらないかなあ!
    青山円形劇場で洋さん見たいですね(笑)
    あそこは、開演間際まで「こどもの城」の延長でロビーに親子連れがいっぱいで、それがサ~っと退けると役者さんがウロウロってことも。大竹しのぶさんがストレッチしたりスタッフの方にお子さんの話をしたりしているところに居合わせたことがあります。洋さんと遭遇してみたいもんですねえ(笑)
    でも蜷川さんは、あそこ使わないですもんねぇ・・・

  2. Ray | URL | 0/HLcGmk

    この『MYTH』は本当に儲けものの舞台でした。
    話に聞いたところによると、舞台撮影してたそうですから、もしかしたら映像がどこかで観られるようになるかもしれません。
    私ももう1回観たいと思うので、BSとかで放送ないかなぁ。

    円形劇場で洋さん! いやー、いいですね、それ!!
    でも余りに近すぎて、平常心でいられないかもしれません(爆)。
    でも面白い劇場ですね、あそこ。また何か観に行きたいです。

  3. megohime | URL | 6Q0aW8YQ

    Rayさん、こんばんは。
    感想読ませていただきました。

    私の拙い感想よりずっとわかりやすくて・・
    自分の感想が恥ずかしいぐらいです(^^ゞ

    私はA列だったので、多少見づらい部分もありましたが・・
    あれは見る価値のあるいい作品だった気がします。
    多分・・あの劇場だからいいのかも・・

    また見たいなぁと思う私です。

  4. Ray | URL | 0/HLcGmk

    megohimeさん、どうもです~。

    megohimeさんの感想も観劇した後に全て読ませて頂きましたが、
    拙いなんてとんでもない!
    とてもステキな感想でしたよ。

    Aブロックでしたら私が観たHブロックの左隣ですね。
    Hブロックは本当に観やすかったですよ。
    円形舞台って面白いですね。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://obohe.blog5.fc2.com/tb.php/250-dee9290e
この記事へのトラックバック


*Recent Entries


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。