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『ムサシ ロンドン・NYバージョン』(10月25日【金】18:00~/シアター・ドラマシティ)

2013年11月03日 22:07

『鉈切り丸』マチネ観劇の後は梅田で『ムサシ』ソワレ観劇です。
最近大阪でもこんなカンジでマチソワれる機会が多くなりました。
遠征組にとっては凄く嬉しいことです。遠征費は極力抑えたいですもんね。

『ムサシ』は初演の際におぐりん(小栗旬くん)好きのおかんと一緒に観ました。あれは何年前だったんだろう。そのおかんも今はもういませんが。そんな意味でも今回の『ムサシ』は感慨深いものがありました。
本当は再演の勝地くん小次郎ヴァージョンもすっごく観たかったんだけど、あれは大阪での公演がなかったので泣く泣くパスしたんでした。うーん、今も思うに残念なことをした(因みに映像版も未見です)。

しかし今回のロンドン・NYバージョンの小次郎は溝端淳平くん! 実はここんとこ割と注目してる若手俳優さんです。以前、TVでの淳平くんを見てた時はそれほどでもなかったんだけど、去年の二兎社『こんばんは、父さん』を観た時に、「あ、この子は舞台でもイケるじゃん♡」なんて思っちゃったんす(なんて上から目線)。だから小次郎にキャスティングが決まったと聞き、絶対に観ようと決めました(あれ?たっちゃんはどした?(笑))。


【ものがたり】
慶長17年(1612年)陰暦四月十三日正午。
豊前国小倉沖の舟島。真昼の太陽が照り付けるなか、宮本武蔵と佐々木小次郎が、たがいにきびしく睨み合っている。小次郎は愛刀「物干し竿」を抜き放ち、武蔵は背に隠した木刀を深く構える。武蔵が不意に声をあげる。「この勝負、おぬしの負けと決まった」。約束の刻限から半日近くも待たされた小次郎の苛立ちは、すでに頂点に達していた。小次郎が動き、勝負は一撃で決まった。勝ったのは武蔵。検死役の藩医に「お手当を!」と叫び、疾風のごとく舟島を立ち去る武蔵。佐々木小次郎の「厳流」をとって、後に「厳流島の決闘」と呼ばれることになる世紀の大一番は、こうして一瞬のうちに終わり、そして……物語はここから始まる。

舟島の決闘から6年後の、元和4年(1618年)夏。
鎌倉は佐助ヶ谷、源氏山宝蓮寺。名もなき小さなこの寺で、いままさに寺開きの参籠禅がとり行われようとしていた。大徳寺の長老沢庵宗彭を導師に迎え、能狂いの柳生宗矩、寺の大檀那である木屋まいと筆屋乙女、そして寺の作事を務めたあの宮本武蔵も参加している。
ところがそこへ、小次郎があらわれた。舟島でかろうじて一命をとりとめた小次郎は、武蔵憎しの一念で武蔵のゆくへを追いかけて、ここ宝蓮寺でついに宿敵をとらえたのだ。今度こそは「五分と五分」で決着をつけよと、小次郎は武蔵に「果し合い状」をつきつける。
こうして、世に並ぶ者なき二大剣客、宮本武蔵と佐々木小次郎の、命をかけた再対戦が、「3日後の朝」と約束されるのだが……。


【CAST】
宮本武蔵…藤原竜也
佐々木小次郎…溝端淳平

筆屋乙女…鈴木 杏
沢庵宗彭…六平直政
柳生宗矩…吉田鋼太郎
木屋まい…白石加代子
平心…大石継太

忠助…塚本幸男
浅川甚兵衛…飯田邦博
浅川官兵衛…堀 文明
只野有膳…井面猛志


【作】井上ひさし
【演出】蜷川幸雄




4年振り(←調べた(笑))に観た『ムサシ』。小次郎以外にも沢庵が辻萬長さんから六平直政さんにキャスト変更になっていたり、少しずつ変わっていました。
ムサシ


正直、初演を観た時はそれほどいい舞台だとは思わなかったんです。なんだか拍子抜けしたとでも言うのか、「井上さんって今更こんなことが言いたかったの?」って。
舞台としては面白いところも確かに多かったんだけど(5人6脚とか、タンゴとか)、「最後のメッセージがそれかい!」ってね。

だけど4年経って、その間私にもいろいろあり(何より母が亡くなったことが大きい)、それを経験したことで『ムサシ』のメッセージが今回はストンと落ちてきた…と言いますか、ものすごく理解できたんです。
命は大切。それは単純明快なメッセージなんだけど、誰か大切な人を亡くしてみると本当にそれがよく分かるんです。化けて出てきた人たちの無念もね。
再々演ということでいろいろとブラッシュアップされたということもあるんでしょうか、今回は本当にいい舞台だなぁなんて思っちゃいました。


さて、役者さんについて。
武蔵@たっちゃん。
たっちゃんは相変わらず(え?)。いや、安定のムサシだなぁと(笑)。初演では相手がおぐりん小次郎ってこともあったんだろうけど、なんだかギラギラ感がすごかったの。それが悪いってわけではないんだけど、ちょっと「力入りすぎじゃね?」とかファンの私から見ても思えて。
ところが今回は相手が若い淳平くんってこともあり、ちゃんと小次郎より年上のとっても落ち着いた武蔵に見えた。これも経験なんだろうなぁ。

小次郎@淳平くん。
実は2列目センターブロックで観てたんですが、いや~、たっちゃんと淳平くんが組み合って立ってるともう眼福以外の何物でもありませんでした(笑)。
小次郎は初演のおぐりんに当て書きされたものなので、かなり演じるのは難しかったと思います。だけど、その中で淳平くんは彼なりの小次郎像をちゃんと表現できていたんじゃないかな。私が観たのは大阪公演の初日ではありましたが、それまでに公演回数を重ねたことできっと役に対する理解度も進んだだろうし、私は淳平くんの小次郎はかなり気に入りました。若いっていいなぁ♪(笑)
面白かったのが最初に登場した時にかぶってた菅笠を勢いよく脱いで投げて放ったら後ろの竹に見事に引っかかっちゃってましたよ(笑)。いつ落ちるかすっげー気になってしまった(結局1幕最後まで落ちて来ませんでした)。どーでもええことですね、はい。

柳生宗矩@こーたろーさん。
今回のこーたろーさんは確かな演技力がある上でのお笑い担当(笑)。特に5人6脚の時の柳生殿の暴挙()には大爆笑させられました。

筆屋乙女@杏ちゃん。
井上さんが世間に発したかったメッセージのうちのひとつが1幕終わりの乙女の言動だったんですよね。復讐の連鎖からは何も生まれない。それを断ち切る勇気と優しさも必要なんだと。杏ちゃんは今や蜷川舞台の常連さんですが、それはいろんなことをあの年齢で受け止められる演技力ってものが求められてるからなんだと思います。

木屋まい@白石さん。
いつ見ても可愛い女優さんだなぁ、と思ってしまいます。年上の方に失礼かもしれないけど、本当にそう思うんですもの。役によっては怖かったりもするんですが、それでもどこかに可愛らしさを残してる。そんな加代子さんは稀有な女優さんだと思います。今回も杏ちゃんとのコンビネーションは素晴らしかったです。

沢庵@六平さん。
私が初演に観たのは上でも触れてますが辻さんでした。辻さんは実直な和尚様って感じがしたけど、六平さんはそれとはまた違う。俗世のシャレも分かるどこか粋なお坊さまみたいな?(笑) 

平心@継太さん。
ラストの「ありがとう」のセリフはやっぱり熱いものがこみあげて来ました。継太さんの優しいセリフの言い方がとても情感がこもっていて大好きです。


しかし初演の時も唸りましたが、冒頭の竹林が動いてゆく舞台セットはそれはそれは素晴らしく美しく、やっぱり感心させられました。美意識の権化、蜷川幸雄ここにあり。それをまさか塚本さん他、役者さんたちが動かしてるなんてねぇ、びっくりですよ。

この『ムサシ』、来年春にもコクーン他で上演されます(韓国公演もあるんだね)。
うちの近場では広島公演があるんですが、うーむ、淳平くんが小次郎のうちにもう一度観たいなぁ。
行こうかしら、広島。
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